
◼️「首里城正殿龍柱残欠の見学会」開催のお知らせ
「琉球美、造形研究会」は、沖縄県立博物館・美術館資料である「首里城正殿龍柱残欠(Sa-博3)(Sa-博4)」を熟覧する見学会を開催します。
日時:2023年12月13日(水)14:00〜16:00
場所:沖縄県立博物館・美術館 3階 博物館会議室
定員:15名
首里城正殿大龍柱についてはさまざまな論考があります。西村貞雄は平成の復元においてこの大龍柱を復元製作した立場から、大龍柱は正面向きで当初は台石は無く、直接欄干に連結していたと主張しています。この仮説による形状は、確かに建物とのバランスが良く、琉球建築・彫刻の造形美として説得力のある仮説です。
2023年3月23日に開催された「首里城復元に向けた技術検討委員会第2回報告会」において、安里進は平成復元で利用されなかった新たな遺物=首里城正殿龍柱残欠(Sa-博4)を示し、ホゾ穴の存在を否定し連結していた形跡は全く見られないと報告しています。
これに対して、永津禎三は欠損部分を石灰様のもので補修された部分にこそホゾ穴の存在の可能性があると主張しています。
首里城正殿龍柱残欠(Sa-博3)及び首里城正殿龍柱残欠(Sa-博4)を熟覧することで、これらの仮説を検証する第一歩としたいと考えています。
皆様のご参加をお待ちしています。


◼️第12回定例研究会が開催されます
第12回定例研究会
「宮古上布産地状況の変遷と現状」ーから未来を考えるー
期日:2023年11月12日(日)14:00 〜16:00
会場:琉球大学教育学部本館棟538室(オンラインでの参加も可能です)
発表者:仲間伸恵
第11回に引き続き、仲間伸恵さんのご発表です。前回、活発な意見交換がありましたので、その内容を深め、宮古上布の現状を見つめ、ここから私たちの「未来」を語り合いたいと思っています。
また、今回もブー引きなど、ワークショップ的な要素も取り入れる予定です。来場可能な方はぜひお越しください。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。



◼️七人の作家による作品展〈素材と表現 膠がつなぐひととひと〉のお知らせ
本研究会会員池宮城友子氏・喜屋武千恵氏のお二人が参加される作品展が
開催されます。
【展覧会名】 〈素材と表現 膠がつなぐひととひと〉
【会期】2023.11.3(金)~11.26(日) 会期中の土・日・祝日
【時間】11:00 – 日没まで
【会場】キャンプタルガニーアーティスティックファーム
沖縄県糸満市米須304(建物裏手に駐車場あり)
GALLERY TALK ギャラリートーク 作家たちによる作品解説を行います。
11月3日(金・祝)15:00〜17:00(予定)
ギャラリートーク終了後、屋外でオープニングパーティーを予定しております。
どうぞお気軽にご参加ください。(雨天は中止になる場合があります)

◼️ 2022年度総会が開催されました
「琉球美、造形研究会」2022年度(2022年10月1日〜2023年9月30日)総会が、2023年9月27日に開催され、2022年度事業報告・収支決算、及び、2023年度事業計画・収支予算が承認されました。
会長に永津禎三、副会長に前田比呂也、小林純子の各氏が再選されました。
◼️歴博研究映像「ブーンミの島」が上映されます
牧志駅前ほしぞら公民館 ホールにて、「ブーンミの島」の上映会が開催されます。
日時:2023年11月5日(日)15:30〜18:00(開場15:15)
場所:牧志駅前ほしぞら公民館 ホール(さいおんスクエア3F)
入場無料
国立歴史民俗博物館の共同研究「歴博研究映像の制作・活用ー苧麻文化の
映像記録化を中心に」(2019〜2021年度)で実施した宮古諸島の苧麻文化を
対象としておこなった研究に基づき、研究代表者である春日聡氏(多摩美術
大学非常勤講師・国立歴史民俗博物館客員准教授)が監督した歴博研究映像
です。
苧麻(ブー)を育て、その繊維で糸を績み、布を織る。宮古島の自然の中で
たゆまず続けられてきた島のいとなみが紹介されています。
主催:宮古の自然と文化を考える会
問い合わせ:nakanobu@edu.u-ryukyu.ac.jp
◼️第11回定例研究会が開催されました。
第11回定例研究会
「宮古上布産地状況の変遷と現状」 ー手績み苧麻糸を中心にー
2023年9月3日に開催されました。
16名の参加がありました。
研究会の録画及び関連資料をご覧いただけます。

◼️第11回定例研究会が開催されます
第11回定例研究会
「宮古上布産地状況の変遷と現状」
期日:2023年9月3日(日)14:00 〜16:00(オンラインで実施)
発表者:仲間伸恵
沖縄県宮古諸島の織物「宮古上布」は、琉球王国時代の人頭税の歴史を経て、地域の人々との関係を様々に変化させながらも現在まで受け継がれてきました。
しかし、その宮古上布も多くの地域の伝統的な手仕事と同じように、この先の継承が危ぶまれています。
今回の研究会では、宮古上布の生産がピークを迎えていた昭和初期から現在までの約100年間の産地状況の変遷を産地からの報告や沖縄県が作成した調査報告などから振り返るとともに、宮古島で行われている苧麻の文化継承を目指すいくつかの取り組みについても紹介したいと思います。
※今回のご発表では、宮古上布の現物資料もご覧になれます。
配信元の琉球大学教育学部棟538室に来場可能な方は是非お越し下さい。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。



◼️第10回定例研究会が開催されました。
第10回定例研究会
「琉球絵画とは」 〜素材や技法の視点から〜
第二部:自身の創作をとおして + ディスカッション
2023年7月2日に開催されました。
10名の参加がありました。
研究会の録画及び関連資料をご覧いただけます。

◼️第10回定例研究会が開催されます
第10回定例研究会
「琉球絵画とは」 〜素材や技法の視点から〜
第二部:自身の創作をとおして + ディスカッション
期日:2023年7月2日(日)14:00 〜16:00(オンラインで実施)
発表者:喜屋武千恵
「第一部:模写や調査研究をとおして」に引き続き、喜屋武千恵さんにご
発表いただき、後半は参加者とのディスカッションを予定しています。
第一部の録画をご覧のうえ、ご参加ください。
配信元の琉球大学教育学部棟538室に来場可能な方は是非お越し下さい。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️第9回定例研究会が開催されました。
第9回定例研究会
「琉球絵画とは」 〜素材や技法の視点から〜
第一部:模写や調査研究をとおして
2023年4月23日に開催されました。
11名の参加がありました。
第9回定例研究会は、関連資料はご覧いただけますが、
録画は、著作権の関係で、会員限定公開といたします。

◼️「琉球美、造形研究会」ワークショップの録画が視聴可になりました
玉城真さんの畑(王府時代から玉城家が代々営む首里石嶺町の畑)で
春の空気を感じながら、ちょっと変わった畑体験とハーブ酒づくりを
2023年4月9日に行いました。
14名の参加がありました。
ワークショップの録画及び関連資料をご覧いただけます。

◼️第9回定例研究会が開催されます
第9回定例研究会
「琉球絵画とは」 〜素材や技法の視点から〜
第一部:模写や調査研究をとおして
期日:2023年4月23日(日)14:00 〜16:00(オンラインで実施)
発表者:喜屋武千恵
「琉球絵画」を大きく膠絵として捉え、同じ膠絵である「日本画」を学び、
創作する者として、膠・絵具・筆法など、素材や技法の視点からアプローチ
することで、「琉球絵画」とはどういうものなのか、おぼろげながら見えて
くるのではないだろうか。
1 琉球絵画
2 琉球王国時代の絵師
3 素材(膠、岩絵具、泥絵具、箔など)
4 支持体(紙、絹、板)
5 筆法(工筆画)
6 宮良殿内板戸絵
7 四季翎毛花卉図巻
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️「琉球美、造形研究会」ワークショップ開催のお知らせ
玉城真さんの畑(王府時代から玉城家が代々営む、首里石嶺町の畑)で、
春の空気を感じながら、ちょっと変わった畑体験とハーブ酒づくりを行います。
日時:2023年4月9日(日)14:00〜16:30(雨天決行)
場所:「うえのいだ」の畑(& farm)
那覇市首里石嶺町4-55 (駐車場は7台分です。乗り合わせをお願いします)
内容:1,うえのいだ(& farm)の活動紹介
2,新しい花壇型菜園レイズドベッドの体験と実演レクチャー
3,レイズドベッドで採取したハーブを使ったハーブ酒づくり




◼️琉球王国文化遺産集積・再興事業Ⅱ 報告会のお知らせ
沖縄県立博物館・美術館にて、琉球王国文化遺産集積・再興事業Ⅱ報告会が開催されます。
日時:2023年3月18日(土)10:00〜12:30(開場9:30)
場所:沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室
定員:80名(当日先着順)
報告者:
復元製作の視点 久保智康氏(京都国立博物館名誉館員)
科学分析の視点 早川泰弘氏(東京国立文化財研究所副所長)
人材育成の視点 糸数政次氏(浦添市美術館館長)
情報発信の視点 いのうえちず氏(モモト編集長)


◼️第8回定例研究会が開催されます
第8回定例研究会
「御後絵(うぐい)と肉理紋(ユッニムン)」
ー第2部 琉球と朝鮮 王朝の美術交流ー
期日:2023年2月19日(日)14:00 〜16:00 (オンラインで実施)
発表者:佐藤文彦
前回に引き続き、第2部を佐藤文彦氏に発表していただきます。
1. 朝鮮仏画に「御後絵」のルーツを確認
琉球・朝鮮 図像に見る歴史的繋がり
2. 孔子像の比較
3. 円覚寺について
4. 朝鮮国王肖像画「御眞」描法を伝授
5. 中国皇帝、朝鮮国王肖像画の写実描写への変化
6. 「肉理紋」による琉球国王および偉人肖像画制作
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。



◼️第7回定例研究会が開催されます
第7回定例研究会
「御後絵(うぐい)と肉理紋(ユッニムン)」
期日:2022年12月18日(日)14:00 〜16:00 (オンラインで実施)
発表者:佐藤文彦
「御後絵(うぐい)」とは琉球王国時代に描かれた歴代琉球国王肖像画の総称です。
佐藤は鎌倉芳太郎撮影のモノクロ「御後絵」写真を元にして原寸大に彩色を施し、1996年までに10幅すべてを再生(彩色推定復元)し、その研究成果として2003年に『遙かなる御後絵ー甦る琉球絵画』(作品社)を著しました。
韓国でも歴代朝鮮国王肖像画「御真(オジン)」が伝わっており、その模写や復元に尽力した權五昌(クォンオチャン)氏に佐藤は弟子入りし「御真」描法の「肉理紋(ユッニムン」を学び、習得した技法による「新・御後絵技法」による試作を続けています。「肉理紋による歴代琉球国王シリーズ」のほか国王以外の肖像画制作も行なっています。
今回の定例研究会では、その経験を中心にした発表を行います。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️漆工房 前田貝揃案 二つの展示会のお知らせ
本研究会会員の前田比呂也氏の工房展が連続して二つ開催されます。
【会期】2022.12.10(SAT.)− 12.18(SUN.)
【時間】PM 5:00 - PM 8:00(平日)AM 10:00 - PM 8:00(土日)
【会場】山元恵一ギャラリー
〒903-0821 沖縄県那覇市首里儀保町4-79-38
【会期】2022.12.18(SUN.)− 12.28(WED.)
【時間】AM 11:00 - PM 7:00
【会場】Photobooks on the Road
〒902-0067 沖縄県那覇市安里388-7-1F(おでん東大むかい)


◼️喜屋武千恵氏 個展〈 RESONATE 〉のお知らせ
本研究会会員の喜屋武千恵氏の個展が開催されます。
【展覧会名】 RESONATE 共鳴
【会期】2022.11.19(土)~11.27(日) 月曜休廊
【時間】11:00 – 18:00
【会場】ギャラリーアトス
沖縄県那覇市金城1-7-1

◼️第6回定例研究会の録画が視聴可になりました。
第6回定例研究会
「當眞嗣一、文化財行政を解く2 前田比呂也と対談」が
2022年10月16日に開催されました。
会員10名の参加がありました。
研究会の録画及び関連資料をご覧いただけます。

◼️ 2021年度総会が開催されました
「琉球美、造形研究会」2021年度(2021年10月1日〜2022年9月30日)総会が、2022年9月30日、オンラインで開催され、2021年度事業報告・収支決算、及び、2022年度事業計画・収支予算が承認されました。
◼️第6回定例研究会が開催されます
第6回定例研究会
「當眞嗣一、文化財行政を解く2 前田比呂也と対談」
期日:2022年10月16日(日)14:00 〜16:00 (オンラインで実施)
発表者:當眞嗣一+前田比呂也
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️第5回定例研究会が開催されます
第5回定例研究会
「當眞嗣一、文化財行政を解く」
期日:2022年8月28日(日)14:00 〜16:00 (オンラインで実施)
発表者:當眞嗣一
発表内容 1 尚王家文化遺産の帰属をめぐって
2 複雑怪奇な首里城復興の地割を考える
Topics 1 明治初期の鉄道遺構「高輪築堤」の保存について
https://www.youtube.com/watch?v=UCRa1kX_aYY
https://www.youtube.com/watch?v=11F9XNiQ58A
2 戦前に博物館が無かったために
3 聖公会学生センター建設計画と「文化を守る会」
(1959-1962)
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️第4回定例研究会が開催されます
第4回定例研究会
「発掘遺物から見えるもの 首里城復興:考察の深化に向けて」
発表者:西村貞雄
期日:2022年6月5日(日)14:00 〜16:00
会場:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室
今回は発掘資料を観察しながら西村先生のお話を聞き意見交換しますので、
会場にお越しください。
オンラインでの参加も可能です。
ただし、ポケットWi-Fiでの配信になりますので、場合によっては通信が不
調になることもあります。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️第4回定例研究会の録画が視聴可になりました。
第4回定例研究会
「発掘遺物から見えるもの 首里城復興:考察の深化に向けて」が
2022年6月5日に開催されました。
会員13名の参加がありました。
研究会の録画及び関連資料をご覧いただけます。

當眞嗣一氏の論考「主体性回復への道 6」【1】の「遺物(モノ)を通して大龍柱の向きを考える」で示されたように、今回の定例研究会では、出土遺物を実際に観察し丹念に検討することから、首里城復元への考察を深めたいと思います。
西村貞雄氏は、沖縄県立埋蔵文化財センターに所蔵されている「85年〜87年出土の羽目石と親柱」に注目し、このことは新聞にも報道されました【2】。
これに対して、安里進氏は「首里城復元に向けた技術検討委員会報告会報告資料」に〈「正面説」の親柱と羽目石の組み立ては妥当かー西村説の検証』〉を掲載していますが、仮に主張の通り出土遺物の事実誤認があったとしても、それが何の問題となるのかは不明な検証報告です【3】。
本定例研究会ではまず、この遺物を現場で実際に確認してみたいと思います。
その他の発掘資料を実際に観察することでも、さまざまな気付き、考察の深化が期待できるでしょう。
皆様のご参加をお待ちしています。
【1】當眞嗣一「主体性回復への道 首里城再建を考える 6」琉球新報2020年10月31日
【2】西村貞雄「主体性回復への道 首里城再建を考える 1, 2」及び関連記事 琉球新報2020年9月23日, 24日
西村貞雄「首里城再建を考える 独自性と大龍柱 上, 下」沖縄タイムス2020年9月22日, 23日
【3】安里進「平成復元の検証ー報告資料」〈Ⅲ-4、「正面説」の親柱と羽目石の組み立ては妥当かー西村説の検証』〉首里城復元に向けた技術検討委員会報告会報告資料 2022年1月30日
◼️NHK日曜美術館「失われたときを求めて〜沖縄本土復帰50年」が
放映されます。
東京国立博物館特別展「琉球」を紹介するNHK「日曜美術館」が5月15日(日)午前9時に放送され、当会会員の喜屋武千恵さんも出演されます。


◼️第3回定例研究会の録画が視聴可になりました。
第3回定例研究会
「復興・復元と、コミュニティーの崩壊・再生」が
2022年3月26日に開催されました。
会員13名、会員外7名、合計20名の参加がありました。
研究会の録画及び関連資料をご覧いただけます。
◼️第3回定例研究会が開催されます
今回は、漆工房 前田貝揃案 設立展 「玉座 −Thrones as a Frame−」オープニング・トークショウとして
「琉球美、造形研究会」第3回定例研究会を開催します。
テーマ:「復興・復元と、コミュニティーの崩壊・再生」
司会:前田佳那
講演:佐藤徳政
(仙台メディアテイク開館20周年展「ナラティブの修復」出品者)
前田 彬
(仙台メディアテイク開館20周年展「ナラティブの修復」共同出品者)
前田比呂也
期日: 3月26日(土)18時〜19時15分 オンラインで実施
18:00~18:10 開会あいさつ、趣旨説明(司会)
・漆工房 前田貝揃案 設立趣旨の説明
・前田貝揃案事業の一環として、
「琉球美、造形研究会」の一環として
・トークショウの構成について
18:10~18:30 佐藤徳政氏講演
・震災後の佐藤氏の活動の紹介
・仙台メディアテイクでの展示コンセプト
・震災と復興、そこにすむ人々の日常
18:30~18:45 前田比呂也発表
・「玉座 −Thrones as a Frame−」による問題提起
18:45~19:00 ディスカッション(進行:司会)
19:00~19:10 「琉球美、造形研究会」会長あいさつ
・会長によるトークショウの総括
19:10~19:15 総括、閉会あいさつ(司会)
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。

ギャラリーアトスからZoom配信



◼️漆工房 前田貝揃案 創設展「玉座」のお知らせ
本研究会会員の前田比呂也氏の工房展が開催されます。
【展覧会名】 漆工房 前田貝揃案 創設展
玉座 - THRONES AS A FRAME -
【会期】2022.03.26(SAT)− 04.03(SUN)
【時間】AM11:00 - PM6:00
【会場】ギャラリーアトス
〒901-0155 沖縄県那覇市金城1-7-1
◼️第2回定例研究会の録画が視聴可になりました。
第2回定例研究会
「失われた文化財が問いかけるもの ー立法院解体撤去工事と首里城北側城壁工事についてー」が
2022年2月27日に開催されました。会員9名の参加がありました。
研究会の録画及び関連資料をご覧いただけます。


◼️第1回定例研究会の開催は、いよいよ1週間後です
第1回定例研究会「首里城大龍柱、何でも質問どうぞ!」
期日:2021年12月19日(日)14時〜16時 オンラインで実施
発表者:
西村貞雄、永津禎三
内容:
那覇市石嶺公民館オンライン市民講座「首里城正殿 大龍柱を考える」全3回を視聴してくださった方からの質問を何でも受け付けます。
当初、「12月10日(金)までに本ホームページの「お問い合わせ」まで質問をいただければ、より丁寧にお答えできます。」としていましたが、16日(木)まで延長します。どしどし質問をお送りください。
また、会員以外の方でも、今回の研究会に参加ご希望なら、やはり「お問い合わせ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。
◼️喜屋武千恵氏 絵画展「いのちのいろかたち」のお知らせ
本研究会会員の喜屋武千恵氏の個展が開催されます。
【展覧会名】 絵画展「いのちのいろかたち」
【会期】2021.11.19(金)~11.28(日)
【時間】10:00 – 13:00 / 14:30 – 17:00
【会場】GARB DOMINGO
沖縄県那覇市壺屋1-6-3
日々の暮らしの中で、ふと気づく、命の美しい色と形。「目には見えない大切なもの」天然顔料に宿る命のエネルギー、祈りを込めて幾度も塗り重ねていく。
◼️喜屋武千恵氏「琉球の横顔」出品のお知らせ
本研究会会員の喜屋武千恵氏が下記の展覧会に出品されます。
琉球の横顔 ― 描かれた「私」からの出発
期間:2021年11月03日(水) ~ 2022年01月16日(日)
場所:沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1,企画ギャラリー2
時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで、月曜日は休館
◼️ 第1回定例研究会が開催されます
第1回定例研究会「首里城大龍柱、何でも質問どうぞ!」
期日:2021年12月19日(日)14時〜16時 オンラインで実施
発表者:
西村貞雄、永津禎三
内容:
那覇市石嶺公民会オンライン市民講座「首里城正殿 大龍柱を考える」全3回を視聴してくださった方からの質問を何でも受け付けます。
12月10日(金)までに本ホームページの「お問合せ」まで質問をいただければ、より丁寧にお答えできます。また、研究会に参加ご希望の方も「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。
◼️ 臨時総会が開催されました
「琉球美、造形研究会」臨時総会が、2021年11月4日、オンラインで開催され、事業計画、収支予算が承認されました。
◼️ 設立総会が開催されました
「琉球美、造形研究会」設立総会が、2021年10月1日、オンラインで開催され、設立趣意書、研究会規約を承認しました。会長には永津禎三、副会長には前田比呂也、小林純子の各氏が選出されました。
首里城正殿 大龍柱を考える 第1回:首里城正殿 大龍柱の推移
講師:西村貞雄(琉球大学名誉教授)
https://www.youtube.com/watch?v=BiCwynUKNb4
首里城正殿 大龍柱を考える 第2回:大龍柱の向き
講師:西村貞雄(琉球大学名誉教授)
https://www.youtube.com/watch?v=fmgSIqtu-xU
首里城正殿 大龍柱を考える 第3回:絵図とはどんなもの
講師:永津禎三(琉球大学名誉教授)






「琉球美、造形研究会」について
琉球王国文化遺産集積・再興事業「手わざ」展とそのシンポジウムは、大変に意義深い催しでした。琉球絵画については、喜屋武千恵氏、平良優季氏が東京芸術大学(荒井経教授)と連携し、孫億筆〈四季翎毛花卉図巻〉の再現模写を行い、その伝統的技能の力量を高めています。また、大学院で琉球絵画をテーマにするなど、若手、中堅の作家に琉球絵画への関心が高まっています。
ここで注目すべきは、絵画を表面的に写すということだけではなく、その絵画を支える基底材の絹布から吟味し、
可能であれば制作当時の絹布の再現までを視野に入れていることです。基底材の種類や状態によって、筆の運び、
すなわち描線や絵具の乗り方が変わり、絵画そのものが変わってしまうのは当然のことでありながら、これまでの
意識は、そこに至っていませんでした。
また、染織分野でも、「琉球の織物研究会」が琉球時代の織物の再現制作に取り組み、地機(じばた)での制作を
実践するなど、基底部から琉球時代の織物の美を探ろうとしています。当然、絹布の元になる蚕や、植物繊維の研究
にまで進む必然性があります。
顔料や染料についての研究も、絵画や染織のそれぞれが交流すれば、より深い追及が可能でしょう。
「手わざ」展の石彫部門では、西村貞雄氏を中心とし、濱元朝和氏等沖縄県立芸術大学出身の作家が平成の復元で
首里城彫刻群の制作に尽力したことが紹介されました。西村貞雄氏は、首里城大龍柱の失われた中央部を再現させる
ため、膨大な調査と研究、試作を積み重ね、あの平成の復元の大龍柱に結実させました。
その西村貞雄氏の首里城復元に関わる首里城彫刻群を中心とした膨大な資料と知見を今後どのように整理し、継承
していくかという大きな課題もあります。
これらに共通するもの、それは、より基底のところから「琉球の美意識」を再発見し、伝統の継承と新たな創造を
生み出したいという強い意欲、そしてこれを可能とするためには、個々の分野が広く連携しなければならないという
ことです。
「琉球美、造形研究会」※ は、美術・工芸の実作者、美術史・美学の研究者及び保存修復家や保存科学の研究者が
連携し、制作、調査、研究を多面的・横断的に結びつけ、琉球の美意識を深く追求し、伝統の継承と新たな創造を生み出すことを目指しています。
※「琉球美、造形研究会」の名称は、名称には珍しい「、」が入っています。当初、「琉球美術造形研究会」という名称を考えていましたが、「美術」の指し示す範囲が、どうしても絵画や彫刻に閉ざされた、いわゆる「制度」に絡め取られてしまう危うさがあり、「琉球の美意識」を追求する本会においては、名称にはあまり馴染みのない「、」を使うことで独自の立ち位置を表すことができるのではないかと考えています。
入会について
本会の目的に賛同する方の入会をお待ちしております。
入会ご希望の方は、本ホームページの「お問い合せ」にてご連絡ください。
本会での受理手続きを経て、会員になっていただきます。
会費は、年会費2,000円です。
学生・大学院生からは年会費を徴収しません。