
◼️第20回定例研究会が開催されます
第20回定例研究会
「センス・オブ・ワンダー:子ども時代の世界の探求」
期日:2025年2月9日(日)14:00 〜16:00
会場:「うえのいだ(& farm)」 那覇市首里石嶺町4-55
(オンラインでの参加も可能です)
発表者:古謝麻耶子
小さい頃、漠然とした不安感でいっぱいになることがあり、その時に自然の中にいたり歩いたりすると心が落ち着いた。
草が揺れるのを教室の窓から見るだけで心の中に光がさすような感じがした。
ピアノを弾いて音と戯れるときも不安から解放された。
自分の身体が、“見ているもの” や ”聞いているもの” の中に「一緒に在る」ということを感じることで、漠然とした不安から救われていたかもしれない。
また、自然の中にいると生まれてくる「問い」に思いを巡らせるのは楽しい。
私をずっと支えてきたのは、 レイチェル・カーソン の いうところの「センス・オブ・ワンダー」だと思う。
娘と過ごすひとときも「センス・オブ・ワンダー」を軸にしてみると一緒にワクワクしながら身近な未知の世界を探求できる。
これまであまり言語化することなく漠然と感じてきたことを、今回の研究会で共有できたらと思う。
今回は「うえのいだ(& farm)」を会場として提供いただき、玉城真さんや
池村浩明さんとの鼎談も計画しています。
皆様にも積極的に対話にご参加いただければと思っています。
プロフィール
沖縄県宮古島生まれ。アフリカ・モザンビークでJICA海外協力隊として活動していた際に現地の音楽に魅せられ、民族音楽学の分野で研究をはじめる。木琴ティンビラや親指鍵盤ムビラなどを現地の演奏家から学ぶようになり、2013年、モザンビーク音楽を演奏するバンドManosを結成する。また、楽器以外のもので音楽を奏でることに関心を持ちながら、枠にとらわれない活動を繰り広げている。現在はモザンビークと沖縄をクロスさせる視点も持ちながら研究や演奏活動を行っている。(沖縄県立芸術大学芸術文化研究所共同研究員/小田原短期大学特任講師/沖縄県立芸術大学非常勤講師)




◼️池宮城友子展 平和と鎮魂ー35年の歩みー のお知らせ
本研究会会員の池宮城友子氏の個展が開催されます。
【展覧会名】 池宮城友子展 平和と鎮魂ー35年の歩みー
【会期】2025.1.4(土)~1.26(日) 土・日曜、祝日のみ開館
【時間】11:00 – 日没
【会場】キャンプタルガニー アーティスティックファーム
沖縄県糸満市米須304 (建物裏手に駐車場があります)
□インタビュー:池宮城友子 2025年1月18日 個展会場にて
□展評:
前田比呂也〈「事実」重ね愛おしむ〉 琉球新報 2025年1月24日
Part 1 : 35'01"
Part 2 : 30'50"

◼️第19回定例研究会が開催されます
第19回定例研究会
「柳宗悦の裂帖を熟覧する」
ーマイクロスコープを用いながら戦前の琉球の織物を見て語るー
期日:2024年12月22日(日)14:00 〜16:00
会場:琉球大学教育学部本館棟538室
(オンラインでの参加も一応可能です)
発表者:仲間伸恵 + 中野夢
柳宗悦により昭和14年(1939年)に発行された裂帖『琉球の織物』。
この貴重な書籍を仲間伸恵さんが所蔵されています。
去る5月13日には沖縄県立博物館・美術館で「紅型衣装見学会」を行いました。
その時、マイクロスコープを用いながら観察し、その場で語り合うことで、多くの知見を得ることが出来ました。
その開催準備の段階から、一度、研究会でこの裂帖『琉球の織物』を熟覧し語り合う機会を持ちたいと話し合って来ました。
これまで、18回にわたる定例研究会を開催して来ました。
それぞれのご発表で入念な準備をしていただき、全てが深い内容のご発表でした。
このことは、大変に有り難く有意義なことでありました。
ただ、反面、発表のハードルを高く感じてしまわれる会員の方もいらっしゃるのではないかとの危惧も持っています。
興味深い資料を、会員みんなで見ながら語り合うという、少し気楽な研究会。
こういうものも、活発なご発表を継続いただく一方策ではないかと考え、今回の企画となりました。
年末のお忙しい時期とは思いますが、皆様のご参加をお持ちしています。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。




◼️第18回定例研究会が開催されます
第18回定例研究会
『永津禎三 モチーフと技法』
− いくつかの「ことはじめ」−
期日:2024年10月8日(火)18:30 〜20:00
会場:CLIFF GARO 沖縄市高原6-2-8
(オンラインでの参加も可能です)
発表者:前田比呂也 + 永津禎三
前田比呂也さんが、以前執筆なさった「永津禎三 モチーフと技法 ー絵画という空間への挑戦ー」(『沖縄県立博物館・美術館 美術館紀要第7号』2017年)を元に発表されます。
今回、会場となるCLIFF GAROでは〈永津禎三個展「ことはじめ」〉を開催します。(会期:10月4日ー20日)◼️nagatsu-flyer.pdf
展示は小規模な回顧展ですが、前田さんの論文執筆後のポジャギ作品「Work 2019-1」や論文では触れられなかったBOXシリーズ(1983年)も含まれており、新たな対話が生まれることを楽しみにしています。(永津禎三)
CLIFF GAROでの個展開催:https://www.teizomasakin.com/recent-updates
皆様のご参加をお持ちしています。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️ 2023年度総会が開催されました
「琉球美、造形研究会」2023年度(2023年10月1日〜2024年9月30日)総会が、2024年9月22日、オンラインで開催され、2023年度事業報告・収支決算、及び、2024年度事業計画・収支予算が承認されました。
今回初めて、総会終了後の懇親会を開催しました。
「うえのいだ(& farm)」が会場になりました。
仲間伸恵さんの第11回、第12回定例研究会発表をきっかけに、この「うえのいだ(& farm)」で玉城真さんが苧麻の栽培を始めていました。
懇親会では、苧麻から糸を績む工程の初め「苧ー剥ぎ」と「苧ー引き」を体験しました。(第1部 WS)
また、この「うえのいだ(& farm)」では、昨年4月に玉城真さんの「ちょっと変わった畑体験とハーブ酒づくり」のワークショップを行っています。
この時作ったハーブ泡盛などを味わいながら懇談しました。(第2部 BAR)
懇親会の録画はこちらからご覧ください

◼️第17回定例研究会が開催されます
第17回定例研究会
「返還された御後絵をめぐって Ⅱ」
〜4月以降の報道も踏まえて〜
期日:2024年8月25日(日)14:00 〜16:00
会場:琉球大学教育学部本館棟538室(オンラインでの参加も可能です)
発表者:佐藤文彦 + 永津禎三
2024年3月15日に「御後絵 米から返還」の大ニュースが流れました。
「琉球美、造形研究会」では、緊急鼎談〈返還された御後絵をめぐって〉を
4月1日に開催し、この歴史的な出来事について様々な観点から意見交換しました。
その後「お披露目式」が4月30日に行われ、御後絵の一部も関係者や報道陣に公開され、5月23日には、御後絵の修復方法を検討する県の有識者会議「返還文化財保存修復検討委員会」の第1回会議が開かれました。
これらの報道も踏まえ、前回の緊急鼎談後に見えてきたこと、今後の課題などについて話し合いたいと思います。
皆様のご参加をお持ちしています。
定例研究会参加ご希望の方は、「お問合せ」にご連絡いただければ、ZoomのURLをお知らせします。


◼️平良亜弥氏 個展「あかいやま」のお知らせ
本研究会会員の平良亜弥氏の個展が開催されます。
【展覧会名】 平良亜弥個展「あかいやま」
【会期】2024.7.18(木)~8.4(日)月〜水曜休
【時間】木〜土曜15:00 – 22:00 日曜12:00 – 19:00
【会場】CLIFF GARO
沖縄市高原6-2-8

◼️「紅型衣裳見学会」